こんばんは、いしかわです。
うまい一穂積がまた出ましたよ。
パック酒で何度も最高金賞を獲得し、飲み手との距離が近い、あの爛漫から。
今回紹介するのは、そんな古豪のチャレンジを感じる1本です。
おいしさを伝えたくてウズウズしているので、早速いっちゃいましょう。
『爛漫 純米吟醸 一穂積 生酒』ってこんなお酒
この1本、新しいです。
一穂積をつかった酒としては後発組。2024年の1月に、特約店限定品として誕生しました。
初年度のスペックは精米歩合60%で、日本酒度は−1です。
味わいはやや甘口で、新鮮さと“一穂積らしさ”で飲ませてくれました。
そして2年目の今期は、1年を待たず。
2024年12月に発売されています。
スペックは前年度とは異なり、精米歩合は55%。日本酒度は+2に上がっており、味わいもやや辛口に分類されます。
より純米吟醸らしく。
より食中酒らしく。
より一穂積の魅力を引き出すべく。
今なおブラッシュアップを重ねている、発売からファンの多い1本です。
ちなみに、キャップもいつものスクリューキャップではありません。ラベルも“らしさ”を封印したシルバー。
『かおりらんまん』や『爛漫パック』になじみのある方は、今回のラベルを見ても爛漫と結びつかないのではないでしょうか。
何を隠そう、私がそうでした(笑)
すべてが意外で、酒屋さんのプッシュがなければ素通りしていました。
さて、そんな革新を感じる1本。
おいしかったで終えるにはもったいないので、感想に移りましょう。
『爛漫 純米吟醸 一穂積 生酒』を飲んでみて
この1本、冬の冷たさがよく似合います。
というのも、キンキンから室温くらいまでずっとおいしいんです。
キンキンだと味わいがとりわけ明るく、とことん重くなりません。
力強いとまではいかないのに、しっかりと印象を残すジューシーさ。からの、一穂積らしい“やわい消え方”がきます。
この消え方が、正直たまりません。
あとを引くのでもうひとくち、もうひとくちとグラスが傾くんです。
そして、温度による変化。これも忘れてはいけません。
清涼な口当たりから少しずつ開いていって、ほんわかとした甘みが舌になじむなじむ。
凪のように穏やかながら、しっとりうまいです。
一穂積のウィークポイントに感じてた『物足りなさ』が、『ちょうどいい』にまで持ち上がった感じがしました。
これ、おいしいです。
『爛漫 純米吟醸 一穂積 生酒』の商品情報
- 使用米:自社栽培『一穂積』100%
- 精米歩合:55%
- 酵母:AKITA雪国酵母UT-1
- 日本酒度:+2
- 酸度:1.8
- アミノ酸度:1.2
- アルコール度:15度
- 参考価格720ml:1,980円
※特約店限定販売
まとめ:素通り厳禁。いま、一穂積がうまい
『こんなお酒』のくだりでも書きましたがこの1本、酒屋さんのプッシュがなければ素通りしていました。
「もしも」を思うと、なんともったいなきことか。
やっぱり、餅は餅屋。
プロが勧めるお酒にハズレなしです。
出会いに感謝ですし、出会わせてくれたことにも感謝です。
正直、私にできるのは「おいしいと声を大にして伝えること」だけ。
それだけではきっとあなたの心は動かないかもしれません。
だからちょっとだけ。
もう一度だけ他力に頼らせてください。
この『爛漫 純米吟醸 一穂積 生酒』は、酒屋さんが勧める1本です。
ぜひぜひ、見かけたらお飲み逃しなく!
ではでは!