【白神のめぐみ 純米吟醸】の感想・レビュー:あの山本の県内限定酒。

山本(山本酒造店)
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こんばんは。さるあみ改め、いしかわです。

 

山本酒造店といえば顔をなる『山本』にはじまり、古くから親しまれている『白瀑』も有名ですよね。

毎年、四季折々の新商品を世に出し、日本酒好きを楽しませてくれています。

ですが、ちょっと待ってください。

実は山本酒造店には、忘れてはいけない銘柄があるんです。

 

どんな国でも県でも、世界遺産のある地にはかならず“ゆかりの商品”というものが存在しますよね。

今回紹介する1本は、まさにそれ。

 

『白神のめぐみ 純米吟醸』

 

白神山地の湧水で仕込んだ、珠玉の1本です。

 

この記事では、白神のめぐみがどんなお酒でどんな味わいだったのかに触れていきます。

ぜひ最後まで読んで、あなたの日本酒選びに役立ててくださいね。

それでは、いってみましょう。

 

『白神のめぐみ 純米吟醸』ってどんな日本酒?

なんとこの1本、驚くほど情報がありません。

というのも、山本酒造店の公式サイトにも載っていないんです。

 

「え? ほんとに山本のお酒なの?」

 

疑い見れど、ラベルには確かに『製造者 山本酒造店』とあります。

いったいどういうことなのか。

答えは口コミのなかに隠れていました。

 

どうやらこの1本、秋田県内限定流通のよう。

空港やアンテナショップでの購入報告はあれど、県外で入手したという方は見かけません。

過去、能代地域の駅ナカに『地酒特設コーナー』が設けられたのですが、そこに並んだことからも地元密着の日本酒なのだと思われます。

 

とはいえ、ここは『あきたさけ!』です。

あなたをこのまま手ぶらで帰すわけにはいきません。

せめてひとつでも多く情報を持ち帰ってください。

 

実は『白神のめぐみ 純米吟醸』は、酒造年度によって“酒米と酵母の組み合わせ”が変わります。

2021年は、『吟の精』と『R‐5酵母』の組み合わせだったようです。

白神山地の湧水+秋田発祥の酒米。

この組み合わせだけは変わらないはずなので、今年だけはなく来年、再来年と楽しんでみてくださいね。

 

『白神のめぐみ 純米吟醸』の感想は?

これはもう、一言であらわすのならこれしかありません。

 

“軟水のようなやわらかさ”

 

香りは甘みを感じるやさしいもので、フルーティーだけど突き刺すものがありません。

嗅いでて心地よいくらい。

いつまでも嗅いでいられます。

 

そしてこれ。ここです。

飲み口と舌ざわりが水のようなんです。

褒め言葉として、水を錯覚します。

 

さらに、味わいには酸がありますが、それに勝るのが吟の精の美しい甘みです。

水のようなやわらかさが後押しして、甘みがまったく苦になりません。

うまい。

うまいです。

これだけの味わいでよく『山本』を名乗らないものだなとすら思います。

 

そして、ここが重要です。

これだけは印象に残して帰ってください。

 

甘みだの酸だのお伝えしてきましたが、これらのうまみを感じている時間がおもしろいんです。

味わいにも重い軽いがあります。

白神のめぐみは、軽いんです。

味わいの重みが軟水の重み。

だから、量が飲めます。

つい飲みすぎてしまう魔力があります。

 

ちなみにですがこの1本、燗でもいけます。

おすすめは人肌燗、ぬる燗、上燗くらい。

幅広い温度でいけるので、ぜひあなたのお好きな温度を楽しんでみてください。

なめらかな飲み口に、きっとあなたはこう呟くはずです。

 

「あ、いい」

 

『白神のめぐみ 純米吟醸』の商品情報

  • 使用米:吟の精(酒造年度による)
  • 精米歩合:55%
  • アルコール分:15度
  • 仕込み水:白神山地の湧水

 

『白神のめぐみ 純米吟醸』の感想・レビュー:まとめ

インスタグラムでは、水の良さに触れた投稿や、秋田に来たらかならず買うといった投稿が見られました。

 

『白神のめぐみ』

 

そのネーミングには、

 

  • 秋田産であること
  • 水の良さ
  • 米の良さ

 

日本酒造りに必要なものがすべて詰まっています。

秋田にきて秋田の酒を買うのなら、間違いなく選択肢にいれていい1本ですよ。

 

それでは、今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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