【飛良泉 純米大吟醸 楪蔵】の評価・レビュー!飲んでみな、飛ぶぞ。

飛良泉 楪蔵 純米大吟醸  手書きPOP 秋田の地酒
この記事は約4分で読めます。

「とんでもない酒が出た」

 

飲んだ瞬間、心が震えました。

こんばんは、いしかわです。

この記事は、

 

「贈り物にするお酒どうしよう?」

「甘口で最高においしい日本酒が知りたい」

 

そんなあなたに向けて書いていきます。

 

と言いつつも実は私、まだ頭がパニックを起こしていて書くことが決まりません。

あまりにも甘口としておいしくて、ホントどうしたものか。

あなたも本当においしいものに出会ったときって、言葉に詰まりませんか?

 

○○だからおいしい。

○○でおいしい。

 

なんて面倒な感想は出てきませんよね。

「うまっ!」

と口をついて出るか、内で唱えるか。

あるいは無言で続きを楽しむか。

語彙力なんてどこかへいってしまいますよね。

 

この1本、そういうお酒です。

 

ちょっとがんばって書いていくので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

『飛良泉 純米大吟醸 楪蔵(ゆずりはぐら)』ってこんな日本酒

『楪蔵』は、にかほ市にある『飛良泉本舗』がつくる珠玉の1本です。

『飛良泉本舗』といえば、その歴史の長さに触れねばなりません。

 

創業はなんと、室町時代、

530年以上の歴史をもつ、東北でも最古、全国でも3番目に古いとされる酒造です。

 

というのは、どこを見ても書いてある伝統のお話ですよね。

いま注目したいのは、伝統を超えた先。

次代を担う若き蔵元の挑戦にあります。

 

というのもこの『楪蔵』……

ひとつの商品を終わらせて生まれた新商品なんです。

 

終わらせたのは『純米吟醸酒』。

スーパーにも当たり前に並ぶ、定番の1本です。

純米吟醸でありながらも立派なカートンに入っていて、価格も720mlで3,000円をオーバーする強気の商品でした。

 

昔ながらのデザインに、相場から飛びでた価格。

売る側も「ちょっと扱いづらいかな」という1本です。

そんな1本に2022年5月、終止符が打たれました。

 

『楪蔵(ゆずりはぐら)』の発売です。

 

『純米吟醸酒』のリニューアル品ということでしたが、中身は『蔵付酵母』をつかうことでまったくの別物に。

『山廃造り』という伝統を残しつつも、まったく新しい商品が生まれました。

ちょっと大げさかもしれませんが、

 

『伝統』と『革新』のハイブリット。

 

つまり『楪蔵』は、これからの『飛良泉』を象徴するような1本なんです。

 

ちなみにネーミングの由来は、蔵の玄関口にある『ゆずり葉の樹』から。

縁起物として多用されることからあやかって、『楪』の文字があてられています。

 

『飛良泉 純米大吟醸 楪蔵』を実際に飲んでみて

これはもう手書きPOPにも書いたのですが、

 

“たった一口で、もう幸せ”

 

一口の充実感が尋常ではありません。

苦み、渋みがないので、うっとりするような甘みがスムーズに流れます。

 

さらに驚くべきは、酒の落ちつきです。

メロンのようなジューシーさはありますが、重みがありません。

変にふくらむこともないので、甘みがまるで「ほどける」よう。

味わっていくと私のなかに、チョコレートでしか使わないあの言葉が浮かびました。

 

“くちどけ”

 

人肌で溶けていくようなやわらかさに、甘口の理想形を見たんです。

もうね、おいしい瞬間しかありません。

始まりから終わりまで、丁寧で落ちついたおいしさがありました。

 

『飛良泉 純米大吟醸 楪蔵』の商品情報

  • 使用米:兵庫県産山田錦100%
  • 精米歩合:40%
  • アルコール分:16度
  • 日本酒度:-3
  • 酸度:1.6
  • 酵母:蔵付(はま矢酵母)

 

まとめ:うまい甘口、ぜひ飲んでみな。飛ぶぞ。

実をいうと、今回飲んだ『楪蔵』は頂きもの。

縁あって中身だけが私に巡ってきてくれた1本なんです。

なので、『楪蔵』のイチオシポイントであるカートンがありません。

 

このカートンこそが贈り物に最適なところなのですが、本当にごめんなさい。

形をイメージさせるのであれば写真に勝るものはありませんよね。

言葉だけで説明しようだなんて、愚です。

愚の骨頂です。

本当に申し訳ないので、飛良泉さんの宣伝もかねて公式サイトのURLを貼らせていただきます。

 

 

この『楪蔵』をきっかけに、ぜひ『飛良泉』への興味をもっていただけるとうれしいです。

 

それでは、今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

いしかわでした。

 

 

タイトルとURLをコピーしました