こんばんは、いしかわです。
福乃友酒造といえば、秋田犬のデザインされたラベルが有名ですよね。
一目でわかる秋田の地酒として、おみやげに選ばれることも多くあります。
県外でも取り扱っている酒屋さんがあるほどで、福乃友を象徴する1本です。
しかし。しかしですよ。
『秋田のおみやげ』という括りで見ると、これを忘れるなんてとんでもありません。
“福乃友 大吟醸 福”
記事タイトルからすでにネタバレしていますが、こちらは秋田県内限定販売。
秋田でしか買えない日本酒です。
ちょっと詳しく見ていきましょう。
『福乃友 大吟醸 福』ってどんなお酒?
『福乃友 大吟醸 福』は、国産米を50%までみがいた県内限定販売の日本酒です。
このお酒の大きな特徴は、『品質』にあります。
日本酒造りに重要な『麹(こうじ)』がなんと、品評会用の大吟醸とおなじ造りなんです。
なので、かなりの贅沢仕様。
さらにもうひとつ、大きな大きなおもしろい特徴があります。
これを書くとレビューする意味がなくなってしまうのですが、書かないわけにはいきません。
実はこの1本……
毎年、酒米と酵母を変えてつくっているんです。
言うなれば、挑戦の酒。
今年だけでなく毎年飲むことで、蔵の今を感じることができます。
なので、継続して飲むことで楽しみが増幅する1本なんです。
実際に飲んでみた感想は?
とはいえ大筋の味わい……蔵の味は変わらないだろうと信じて、感想を書いていきます。
香りは少々ひかえめで、穏やか。
口に含んだときに一瞬だけ甘みを感じます。
その一瞬を越えたら、いい辛口。ちょうどいい塩梅の辛口になります。
酒質はスッキリふんわり。ベタベタした風味はありません。
舌に馴染めば馴染むほどバランスがよく感じてきて、飲みやすさにグラスがぐいぐい進みます。
「このお酒が毎日飲めたらいいのに」
と本気で思ってしまうほど贅沢で、かつ、おいしい1本でした。
『福乃友 大吟醸 福』のインスタグラムでの口コミは?
『#福乃友』で検索すると1000件以上と表示されます。
ですがそのなかでも、『大吟醸 福』は4件のみ。
感想もいっしょに投稿してくれていた方は2人だけで
- 辛口ですが、大吟醸らしい芳醇な香り
- 冷やすとスッキリと飲みやすい
というものでした。
犬が……秋田犬が大半を占めておったんです。
次に多かったのは『春うさぎ』や『冬樹シリーズ』。そして『量り売り』の様子でした。
『福乃友酒造』は酒の豊富さはもちろん、蔵自体が地域に愛されている酒造です。
それだけに『福』が埋もれてしまうのは仕方のないことかもしれません。
まして『福』は秋田県内限定販売。
知名度という点では、他の自社製品に水をあけられて当然とも言えます。
だからこそ、もっと知られてほしい。
知られざる銘酒として、外へ羽ばたいてほしい1本です。
『福乃友 大吟醸 福』の商品情報
- 原料米:国産米
- 精米歩合:50%
- アルコール度:16度
- 日本酒度:+2
先にお伝えしたとおり、酒米と酵母がその年によって変わります。
そのため日本酒度は、2021年時の公式サイト様より引用させていただきました。
アルコール度数も過去には17度の年があったので、その年によって変動するかもしれません。
スペックは参考までにどうぞ。
まとめ:秋田県内限定販売×大吟醸×カートン入り
実はこの1本、出会い方が特殊でした。
というのもこの『福乃友 大吟醸 福』は、行きつけだった居酒屋でおすすめしてくれた1本なんです。
1杯飲んで感激し、店員さんの
「家ではいつもこれ飲んでるんですよ」
という言葉を羨んだのをよく覚えています。
あれから10年以上の月日が過ぎて、私もたくさんの日本酒と出会ってきました。
が、それでも思います。
「いいなあ」って。
そして同時に、
「これを贈れば喜ばれるだろうなあ」
とも思います。
なにせ『福』です。
縁起がいいですよね。
ではでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
いしかわでした。