こんにちは、いしかわです。
秋田駅前のカフェと言ったら大抵の人は、
- スタバ
- ドトール
- タリーズ
このあたりを挙げるのではないでしょうか。
なにせ大手です。
立地も申し分なく、駅ナカだったり直結だったりフォンテの2Fだったりと、いずれも徒歩圏内にあります。
電車やバスの待ち時間にもってこいでありがたいですよね。
けどもしかして、あなたは大手にこんなイメージを抱いていませんか?
「若い子ばかりで苦手」
「ちょっと賑やかすぎる」
「人目が気になる」
自分の時間をゆっくりと過ごしたいけど、周りとの空気が合わないんだよなぁ。
実は、私がそうです。
だからこそ出会えたのが今回の喫茶店。その名も、
Kissaten。
純喫茶とカフェのあいだにある、隠れ家のような空間です。
Kissatenの場所は?
隠れ家のような空間と言うからには、さぞかし分かりづらい場所にあるのだろうと思うかもしれません。
実は、そのとおりです。非常に分かりづらい。
入りづらい雰囲気を持っていると言ったほうがいいかもしれません。
秋田駅前と言えば、スクランブル交差点がありますよね。
歩行者信号が青から赤に変わるのが早すぎてお年寄りにはやさしくない、あの交差点です。
「ちょっとピンと来ないんだけど」
という方は、バスターミナル付近のいちばん大きな交差点と言えば伝わるかと思います。
そのスクランブル交差点から緑屋ビル側。
『ぶたにぼし』というラーメン屋さんが入っている建物の2Fが『Kissaten』です。
『ぶたにぼし』隣の階段下にはピンク色の壁があり、そこにはKissatenの文字が。
「なんだろう、ここ」
と足を止めて左を向くと、長い長い階段が伸びています。
ちょっと急で、ちょっと長い階段。
ちょっと怖い足元を電飾がやさしく照らしてくれるのは、実はマスターの気づかい。はしっこの植物も、段を意識させるための気配りなんです。
そして、階段のある壁にもマスターのこだわりが隠れています。
先ほど会談したの壁の色を『ピンク』と言いました。
ですが、のぼった先の壁色は『白』。
階段をのぼるにつれて色が淡くなるようにしたのだそうです。
帰るときはその逆になります。
足元を照らすライトと徐々に濃くなる壁色は、さながらステージに降りるかのよう。
「ゆっくりくつろいでもらった後は気持ちよく帰ってほしい」
というマスターの心づかいが、入口に現れています。
店内はカウンター席が主ですが、窓際にはカップル向けの席もあります。
3~4人くらいであればテーブル席もあるので、友達とちょっと長居したいときにもオススメです。
おすすめのコーヒーとスイーツは?
季節によって冷、温、飲みたい温度があるかと思います。
個人的には、夏は『アイス・カフェ・オレ』と『アイコ(冷)』がオススメです。
『アイス・カフェ・オレ』は、ジョッキで提供されるので量も申し分なし。
攪拌されて供されるので、表面はキメ細かな泡がフツフツと盛り上がっています。
飲めば驚き。
絹のような舌ざわりとまろやかさに、家で飲むカフェオレとの違いを感じます。
ジョッキで提供されても「もっと飲みたい」と感じる、喫茶店のカフェオレですよ。
そして『アイコ(冷)』。
アイスコーヒーといえば、作り置いて冷やしてあるものをイメージされるかもしれません。
ですが、Kissatenのアイスコーヒーは一杯ずつの手淹れです。
一口飲めば舌での広がり方に驚きます。
苦いではなく、深い。
じわーーっと、苦みではない旨みが沁みていくんです。
Kissatenのアイスコーヒーって、うまいです。
ここまで夏のオススメを紹介してきましたが、冬はやっぱり温かいものが飲みたくなりますよね。
冬のオススメはズバリ、『マンデリン』です。
香りは少し甘くて心地いいのに、味わいが野性的。
酸味も苦みもコクも荒ぶってくる個性派です。
好みは分かれるかもしれませんが、口に合えばやみつきになりますよ。
そしてスイーツ!
これはもう断然『スコーン』です。
キャッチコピーは“全国で二番目においしい”。
「またまた大袈裟な~」って思うじゃないですか。
ほんとにうまいんです。
外はサックリ、中はホックリ。
噛めばホロッとほどけます。
付けあわせの生クリームとブルーベリージャムとの相性も抜群で、3つで供されますが足りないくらい。
テイクアウト可能なので、家でもサックリホックリできるのもうれしいところです。
“全国で二番目においしい”は、あながち本当かもしれませんよ。
まとめ:カウンター席の居心地が良い、隠れ家カフェ
ここでKissatenの基本情報をおさらいしていきましょう。
〇Kissatenの営業時間・定休日
営業時間:10:30~20:00
パスタの提供は11:00~20:00(LO.19:30)
定休日:火曜
個人のお店で、しかも駅前という立地にありながら創業から10年以上。
外からでは店内が伺えないこともあり、入りづらい雰囲気があるかもしれません。
ですが、入ってしまえばゆとりの空間が待っています。
温かいコーヒーとスイーツで、心の休息を得るのもいいのではないでしょうか。
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
いしかわでした。