『大納川天花 純米吟醸生原酒 パイナップルラベル』の評価・レビュー:やや辛口の酸強め

大納川天花(大納川)
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こんばんは、いしかわです。

 

また大納川から可愛いらしいラベルが出ましたね。

“パイナップルラベル”

もはや「これが味だろう、そうなんだろう!?」と食って掛かりたくなるくらい、わかりやすさのあるラベルです。

なので、今回はここまで。

 

“この1本はパイナップルの味わいです”

 

で終わるわけにはいきません。

ちょっと詳しく見ていきましょう。

 

大納川天花 純米吟醸生原酒 パイナップルラベルってこんなお酒

パイナップルラベルは、実は2025年1月発売のニューフェイス。

おなじ五百万石を使用した青リンゴラベルとは酵母違いになります。

青リンゴはD-121、こちらはD-29。

どちらも蔵付き酵母なので、大納川にしかありません。

 

味わいは青リンゴラベルが中口なのに対して、パイナップルは辛口。

香りにも“北国的な爽やかさ”と“南国的爽やかさ”で差があります。

 

ちなみに、生酒シールこそ貼っていませんが、こちらは生酒です。

SDGsの観点から生酒シールを廃止し、キャップの色で判断できるようになりました。

銀色のキャップが生酒だそうなので、ぜひ覚えて帰ってくださいね。

 

さて、感想に移っちゃいましょう。

 

大納川天花 純米吟醸生原酒 パイナップルラベルを飲んでみて

この1本の味わいを一言で表すのならこうなります。

 

“やや辛口の酸強め”

 

サラっとした口当たりに、控えめな甘み。

最初にきた酸味がそのまま続いて余韻になります。

含み香に一瞬だけパイナップルを感じましたが、やや辛口な味わいがそれを否定しました。

もう少し甘ければ……!

もう少しだけ甘ければパイナップルだったのに……!

というのが正直な感想です。

 

が、しかし。しかしです。

ここまではキンキンに冷やした状態での感想です。

ここからは、ボトルに水滴がつくくらいの温度。

温度が上がってくるとどう感じるのか。

 

“ちょっと甘みが出てくるんです”

 

ジューシーな酸にわずかな甘みが乗ります。

その甘酸っぱさは、柑橘よりはパイナップル寄り。

少しだけ甘みの乗った状態が、酸味ありきでバランス良く感じました。

好みで言えば、キンキンよりもこちらに軍配が上がります。

個人的な感想ではありますが、キンキンに冷やして「ちょっと違うな」と思ったら温度を上げてみてくださいね。

 

大納川天花 純米吟醸生原酒 パイナップルラベルの商品情報

  • 使用米:五百万石100%
  • 精米歩合:55%
  • アルコール分:15%
  • 日本酒度:+5
  • 酸度:1.9
  • アミノ酸度:1.0
  • 使用酵母:蔵付き酵母D‐29

※要冷蔵

 

まとめ:全体通して酸味の1本。時期が許せば青リンゴとの飲み比べもおもしろい

パイナップルラベルは1月発売。新年会シーズンということもあり、『買う』『飲む』いずれかの場で見た方も多いのではないでしょうか。

 

もしあなたが『飲む場』で見ているのなら、ぜひ揚げ物といっしょに。

『買う場』で見ているのなら、今晩は唐揚げやアジフライなんていかがでしょうか。

あるいは、イカの刺身や白子など。

ポン酢でいただくタイプの鍋でもいいかもしれません。

酸味を効かせることでうまみが増すものと、ぜひぜひ合わせてみてください。

 

お連れの方がいる場合は可愛いラベルでひとつ、話に花を咲かせられそうですね。

大納川のニューフェイスを、お飲み逃しなくどうぞです。

 

それでは、今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

ではでは。

 

※同じ時期に発売されるお酒でまとめています。こちらも読んでみてね。

 

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