『秋田美人のビール』の感想・レビュー:シンプルでライトな正統派!

秋田の地ビール
この記事は約5分で読めます。

こんばんは、いしかわです。

 

あくらビールと言えば、まず最初に思い浮かべるのではないでしょうか。

『秋田美人のビール』

なんだか美容に良さそうなネーミングですよね。

 

実は本当にそのとおり。

美容にいいんです。

 

ちょっと詳しく見ていきましょう。

 

『秋田美人のビール』ってどんなビール?

『秋田美人のビール』とは、女性にうれしいコラーゲンのためのビールです。

 

コラーゲンといえば肌にハリを与えてくれる大切な成分。

ですが、加齢と共に増えるコラゲノーゼ(コラゲナーゼ)という酵素によって破壊されていきます。

酵素というよりは『毒素』というべきかもしれません。

女性にとって大敵となるのが、このコラゲノーゼ(コラゲナーゼ)なんです。

 

さて、そんなコラゲノーゼ(コラゲナーゼ)ですが、増加は防ぎようがないのでしょうか。

実はそんなことはありません。

あるんです。

コラゲノーゼ(コラゲナーゼ)を抑制してくれる成分が。

それは、誰もが知っているあの成分。

 

ポリフェノールです。

 

ポリフェノールとは植物のもつ苦みや渋みの元になっている成分で、ホップにも含まれています。

ですが、ビールには残らない。

醸造の過程でホップのポリフェノールはほぼ無くなってしまうんです。

 

「では、いったいどうすれば残せるのか」

 

あくらビールは秋田県総合食品研究センターとの共同開発に乗り出します。

そうして生まれたクラフトビールこそが今回の1本。

『秋田美人のビール』とは、

 

“ホップのポリフェノールを残すことに成功したクラフトビール”

 

なんです。

 

『秋田美人のビール』を飲んでみて

この1本の味わいを一言であらわすのなら、ひじょ〜〜〜〜にシンプルです。

 

“超ライト”

 

ピルスナーよりも苦みはなく、グビグビ飲める軽さがあります。

が、それもそのはず。

『秋田美人のビール』のIBU(国際苦味単位)は18しかありません。

これはスーパードライ(IBU16)にも匹敵する低い数値です。

一番搾りですら21なので、その低さが伺えます。

 

また、味わいにはこんな特徴があります。

 

“舌触りに丸みとやわらかさ”

 

苦みが少なく、口当たりには刺激も少ないです。

そのため、人によっては物足りないと感じるかもしれません。

感想が出づらい。

うまい不味いではなく、普通。

クラフトビールに個性を求めるのであれば、見つけるのが難しい1本です。

 

ただ、『秋田美人のビール』の特徴からわかるように、メインターゲットは女性です。

個性は『味』ではなく『特徴』にあり。

なので、むしろライトな味わいだからこそ良いのだと思います。

「ビールの苦みが苦手」

そんな、女性にこそ飲んでいただきたい、秋田美人のためのビールでした。

 

『秋田美人のビール』の商品情報

  • スタイル:ミュンヘナーヘレス
  • アルコール分:5%
  • IBU:18
  • 使用ホップ:横手産IBUKI

 

ミュンヘナーヘレスとは、ドイツのミュンヘンで生まれたスタイルです。

誕生は19世紀中頃にまで遡ります。

 

実はこの同時期に、あの『ピルスナー』が生まれています。

今では日本でのシェアの9割以上を占める、一大スタイルである『ピルスナー』。

チェコが生んだもっともポピュラーなスタイルです。

 

私の持っている本には、ミュンヘナーヘレスについてこのようにあります。

 

“ピルスナーに刺激を受けて開発された”

 

ドイツとチェコ。どちらもビール大国です。

なんだかバチバチな匂いがしますよね。

もしかしたら、負けたくない戦いがあったのではないか。

そんな想像をしてしまいます。

 

まとめ:ポリフェノールを残してライトな味わい。『特徴』が個性な女性向けの1本

味わいの個性は他のあくらビールに劣りますが、製法という面で抜け出した1本。

なので、『秋田美人のビール』を中央にして飲み比べをオススメします。

 

例えば、『なまはげIPA』。

にぎやかな苦みと飲み比べれば、ライトさが際立ちます。

 

また、『あきた吟醸ビール』と飲み比べるのもオススメです。

『あきた吟醸ビール』は、日本酒酵母とビール酵母のかけ合わせ。

香りの違いが楽しめます。

 

クラフトビールの正統派と個性派を楽しむことで、あくらビールはもっと楽しくなります。

「ビールの味ってよくわからない」

そう敬遠されている方も、あくらビールならおもしろいと感じてもらえるかもしれません。

ぜひ飲み比べて、あなたの好みを見つけてくださいね。

 

それでは今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

ではでは。

 

※秋田はクラフトビールもうまいんですっ

 

 

タイトルとURLをコピーしました