こんばんは、いしかわです。
たまには『にがぁ〜〜〜〜い』ビールはいかがですか?
『なまはげIPA』は、あくらビールのなかでも屈指の苦みを誇ります。
が、ただ苦いだけではありません。
この苦みは、とても『何か』に似ています。
ちょっと詳しく見ていきましょう。
『あくらビール なまはげIPA』ってどんなビール?
『なまはげIPA』は、ニュージーランド産のホップを3種類使用した、『アメリカンIPA』というスタイルの1本です。
使われているホップは、
- タイヘケ
- ネルソンソーヴィン
- ワイメア
なかでもタイヘケは柑橘系のアロマを生むとされ、なまはげIPAの大きな特徴となっています。
ちなみに『IPA』とは、インディアペールエールの略称。
“発酵期間を長くとることで麦汁の糖分がなくなり、苦みが豊かになったスタイル”です。
「インドまでの船旅に耐えられる強いビールを〜」
という目的から生まれた説が有力だったのですが、最近になってそれは間違いだという説が強まっています。
どうやら、他のビールでも長い航海には耐えられたのだそう(笑)
なのでインドのことは忘れてください。
さて、なまはげ“IPA”のほうに視線を戻しましょう。
実は『なまはげIPA』が発売されたのは2016年と、ごく最近です。
2016年より以前は、『キィウィIPA』と呼ばれていました。
『キィウィ』とは、ニュージーランドの愛称。
ニュージーランド産のホップを使っていることからも、そのネーミングには頷けるものがありますよね。
瓶での販売をはじめる前は『キィウィIPA』で。
瓶での販売をはじめる際に、『なまはげIPA』と名を変えたのだそうです。
『なまはげ』という単語から苦みが想像できますし、秋田らしくて素敵なネーミングですよね。
『あきたIPA』
……ちがうな、なんか。
さて、そんな『なまはげIPA』ですが、苦みをあらわすIBU(国際苦味単位)は『55』と、相当な高さをほこります。
スーパードライが16。
一番搾りが21。
エビスビールでも25なので、さらに倍。
数値だけで見るとちょっと恐ろしいものがありますね。
では、実際に飲んでみましょう。
『あくらビール なまはげIPA』を飲んでみて
これはもう『柑橘系』なんてフワッとしたものではありません。
“ピンクグレープフルーツ”
香りからも苦みある爽やかさ。
味わいからも、苦みある爽やかさ。
あくらビールのなかでも群を抜いて苦みある1本ですが、柑橘のすがすがしさで飲ませます。
ただ、やっぱりどこかで限度があるんです。
苦みが勝ります。
口のなかは明るい酸味でサッパリしているけど、舌はずっと苦い。
ゆえに、ただのグレフルではなくピンクのグレフル。
苦みが強調された、大人の爽快感が感じられます。
苦い、けど、苦じゃない。
身構えて飲んだ私を恥じるくらい、ビール好きなら1度は試してほしい1本でした。
『あくらビール なまはげIPA』の商品情報
- スタイル:アメリカンIPA
- アルコール分:6%
- IBU:55
- 賞味期限:90日
『あくらビール なまはげIPA』は受賞歴もすごい!
『なまはげIPA』は受賞歴もすごいんです。
まず、2012年のアジアビアカップにて金賞を獲得。
そして同年。
東京で開催された『ビアフェス東京』では、“東京都知事賞”。
人気投票で1位に選ばれています。
苦みの強いビールでありながらも1位に選ばれるということは、苦みが受け入れられたことに他なりません。
ビール好きが選んだ、うまい苦み。
それが『なまはげIPA』です。
まとめ:確かに苦い! でもこれは……
苦みをうまいと感じるようになるのは遅いものです。
あなたは『甘酸辛苦』という言葉をご存じですか?
『かんさんしんく』と読みます。
これは人の味覚の移り変わりを表していて、左から順にうまいと感じるようになるとされています。
幼い頃は『甘い』を好み、
やがて『酸味』を受け入れ、
『辛い』に慣れ、
『苦い』をうまいと感じるようになる。
なので苦いをうまいと感じるのは、生まれてからずっと先の話。
ビールを好むというのは成人の証ではなく、真に大人になった証なのかもしれませんね。
苦みが楽しめるようになると、食の世界はグンと広がります。
あなたはもう、『なまはげIPA』をうまいと感じましたか?
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ではでは。
※あくらビールならこちらも超、超、超オススメですよ。