こんばんは、いしかわです。
あくらビールと言えば、まず最初に思い浮かべるのではないでしょうか。
『秋田美人のビール』
なんだか美容に良さそうなネーミングですよね。
実は本当にそのとおり。
美容にいいんです。
ちょっと詳しく見ていきましょう。
『秋田美人のビール』ってどんなビール?
『秋田美人のビール』とは、女性にうれしいコラーゲンのためのビールです。
コラーゲンといえば肌にハリを与えてくれる大切な成分。
ですが、加齢と共に増えるコラゲノーゼ(コラゲナーゼ)という酵素によって破壊されていきます。
酵素というよりは『毒素』というべきかもしれません。
女性にとって大敵となるのが、このコラゲノーゼ(コラゲナーゼ)なんです。
さて、そんなコラゲノーゼ(コラゲナーゼ)ですが、増加は防ぎようがないのでしょうか。
実はそんなことはありません。
あるんです。
コラゲノーゼ(コラゲナーゼ)を抑制してくれる成分が。
それは、誰もが知っているあの成分。
ポリフェノールです。
ポリフェノールとは植物のもつ苦みや渋みの元になっている成分で、ホップにも含まれています。
ですが、ビールには残らない。
醸造の過程でホップのポリフェノールはほぼ無くなってしまうんです。
「では、いったいどうすれば残せるのか」
あくらビールは秋田県総合食品研究センターとの共同開発に乗り出します。
そうして生まれたクラフトビールこそが今回の1本。
『秋田美人のビール』とは、
“ホップのポリフェノールを残すことに成功したクラフトビール”
なんです。
『秋田美人のビール』を飲んでみて
この1本の味わいを一言であらわすのなら、ひじょ〜〜〜〜にシンプルです。
“超ライト”
ピルスナーよりも苦みはなく、グビグビ飲める軽さがあります。
が、それもそのはず。
『秋田美人のビール』のIBU(国際苦味単位)は18しかありません。
これはスーパードライ(IBU16)にも匹敵する低い数値です。
一番搾りですら21なので、その低さが伺えます。
また、味わいにはこんな特徴があります。
“舌触りに丸みとやわらかさ”
苦みが少なく、口当たりには刺激も少ないです。
そのため、人によっては物足りないと感じるかもしれません。
感想が出づらい。
うまい不味いではなく、普通。
クラフトビールに個性を求めるのであれば、見つけるのが難しい1本です。
ただ、『秋田美人のビール』の特徴からわかるように、メインターゲットは女性です。
個性は『味』ではなく『特徴』にあり。
なので、むしろライトな味わいだからこそ良いのだと思います。
「ビールの苦みが苦手」
そんな、女性にこそ飲んでいただきたい、秋田美人のためのビールでした。
『秋田美人のビール』の商品情報
- スタイル:ミュンヘナーヘレス
- アルコール分:5%
- IBU:18
- 使用ホップ:横手産IBUKI
ミュンヘナーヘレスとは、ドイツのミュンヘンで生まれたスタイルです。
誕生は19世紀中頃にまで遡ります。
実はこの同時期に、あの『ピルスナー』が生まれています。
今では日本でのシェアの9割以上を占める、一大スタイルである『ピルスナー』。
チェコが生んだもっともポピュラーなスタイルです。
私の持っている本には、ミュンヘナーヘレスについてこのようにあります。
“ピルスナーに刺激を受けて開発された”
ドイツとチェコ。どちらもビール大国です。
なんだかバチバチな匂いがしますよね。
もしかしたら、負けたくない戦いがあったのではないか。
そんな想像をしてしまいます。
まとめ:ポリフェノールを残してライトな味わい。『特徴』が個性な女性向けの1本
味わいの個性は他のあくらビールに劣りますが、製法という面で抜け出した1本。
なので、『秋田美人のビール』を中央にして飲み比べをオススメします。
例えば、『なまはげIPA』。
にぎやかな苦みと飲み比べれば、ライトさが際立ちます。
また、『あきた吟醸ビール』と飲み比べるのもオススメです。
『あきた吟醸ビール』は、日本酒酵母とビール酵母のかけ合わせ。
香りの違いが楽しめます。
クラフトビールの正統派と個性派を楽しむことで、あくらビールはもっと楽しくなります。
「ビールの味ってよくわからない」
そう敬遠されている方も、あくらビールならおもしろいと感じてもらえるかもしれません。
ぜひ飲み比べて、あなたの好みを見つけてくださいね。
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ではでは。
※秋田はクラフトビールもうまいんですっ