『あきた吟醸ビール』の感想・レビュー:フルーティーでライト。苦いのが苦手な人にも

あくら あきた吟醸ビール 感想 秋田の地ビール
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こんばんは、いしかわです。

 

日本酒好きなら避けては通れないこの1本。

あきた『吟醸』ビール。

「ビールなのに吟醸ってどういうこと?」

と思いますよね。

 

ちょっと詳しく見ていきましょう。

 

『あきた吟醸ビール』ってどんなビール?

『あきた吟醸ビール』は、秋田市大町にある『あくら』がつくるビールの新たなスタイルです。

『吟醸』とは、日本酒とおなじく酵母の名前を指します。

日本酒とちがう点としては、かけ算であるところでしょうか。

 

日本酒の『吟醸酵母』×ビールの『ビール酵母』。

かけ合わせて生まれたのが『あきた吟醸酵母』です。

 

また、かけ算はこれだけではありません。

『あきた吟醸酵母』は、『あくらビール』と『秋田県立大学』の共同開発。

秋田生まれ秋田育ちの、まったく新しい酵母なんです。

 

吟醸酒のもつ、ビールにはないフルーティーさ。

さらに、小麦麦芽をつかうことで生まれたライトなボディ。

 

『あきた吟醸ビール』は地酒王国らしいコラボで生まれた、まさに“地ビール”と呼べる1本です。

 

『あきた吟醸ビール』を飲んでみて

これはもうこの一言に尽きます。

 

「確かに確かに!」

 

グラスに鼻を近づけて感じるのは、少し独特な華やかさ。

確かにビールなのですが、花のように広がる香りがあります。

 

そして味わいです。これがいいんです。

 

フラットな苦みに重なって甘みが感じられます。

甘みと言っても舌で強く感じるほどのものではありません。

あくまでも風味、香味。

この香味がもうたまらないんです。

 

後ろにあるのはキレではなく、まろやかさ。

どこまでも飲みやすさがついてきます。

これはビールが苦手な人でも飲めるのではないでしょうか。

少なくとも私は、大手メーカーのものとはまったく違うジャンルに感じられました。

 

いや、うまい。うまいです。

 

『あきた吟醸ビール』の商品情報

  • スタイル:酒イーストビール
  • アルコール分:5%
  • IBU:13
  • 賞味期限:90日
  • ホップ:横手産IBUKI×ドイツ産サフィア

 

IBU(国際苦味単位)を見たときに、「どうりで」と思いました。

なぜなら、苦みをあらわす数値がスーパードライ(IBU16)よりも低いからです。

バドワイザーに匹敵します。

バドワイザーのIBUは10。

ライトな味わいで平成初期を席巻した、あのバドワイザーに近い数値なんです。

 

『あきた吟醸ビール』は受賞歴もすごい!

コロナ禍よりも前の2017年。

『あきた吟醸ビール』はインターナショナルビアカップにおいて金賞をおさめます。

さらに1年後、同ビアカップでまたも金賞。

さらにその1年後にも金賞を獲得。

 

つまり、3年連続金賞という快挙を成し遂げているんです。

 

もっと言えば、2015年は銅賞だったんです。

そこから2年で金賞へ。

これは常に品質が上がり続けている証明に他なりません。

 

まとめ:複雑な香味とライトな苦みはクラフトビール初心者にオススメ

なぜクラフトビールを飲むのか。

その答えが、『あきた吟醸ビール』のなかにあります。

 

その土地ならではのビール。

名前だけでどこのビールかわかり、味でさらに納得させる。

「地ビールってこういうのでいいんだよ」

と頷かせてくれる1本です。

 

このライトな味わいは、クラフトビール初心者の方にもオススメですよ。

 

それでは今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

ではでは。

 

※あくらビールならこちらもおもしろいですよ。

 

 

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