『福小町 純米 芳香辛口』の評価・レビュー:ふっくらしっとり、うまみが辛い

福小町(木村酒造)
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こんばんは、いしかわです。

 

いったいなぜこのお酒の存在を忘れていたのか。

 

「1500円くらいで」

「辛口で」

「ちょっと有名で」

 

さらに、熱燗におすすめな秋田の地酒といえば外せないのがこの1本。

『芳香辛口』です。

ちょっと詳しくみていきましょう。

 

『福小町 純米 芳香辛口』ってこんなお酒

『福小町 純米 芳香辛口』は、秋田県産米を60%までみがいた“通年販売”の純米酒です。

大きなポイントはコレでしょうか。

 

“スーパーでも買える”

 

この1本、買える場所を選びません。

300ml瓶に至ってはコンビニでも買えてしまいます。

なので、ふとした瞬間。

欲しいときに、最寄りで買える。

そんな身近な1本なんです。

 

さて、そんな『芳香辛口』ですが、実はブラッシュアップを重ねています。

7年ほど前までは、酒米が『めんこいな』。

精米歩合は70%でした。

そのため当時の味わいは、常温だと酸に雑味が感じられたんです。

まっすぐ行かない味わいと言えばいいでしょうか。

熱燗にして雑味を飛ばしたくなる低精白でした。

 

ところがどっこい。

どっこいです。

 

現在は60%の純米酒です。

味わいのなかに寄り道がなくなりました。

+8度の大辛口が、よりシンプルに。

より食中酒として楽しみやすい1本に仕上がっています。

 

もうね、感想にいっちゃいましょう。

 

『福小町 純米 芳香辛口』を飲んでみて

この1本の味わいを一言であらわすのならこうなります。

 

“ふっくらしっとり、うまみが辛い”

 

香りにはふっくらとしたうまみ。フルーツではなく、お米由来の果実感が香ります。

 

口当たりは、ほどけずにややこってり。

お米のふっくら感のなかに、乳酸菌の酸がしっとりと乗ります。

そこから先は、辛さがスムーズです。

心地良くキレていきました。

 

うまみある辛さなので、オススメの温度はやっぱり常温以上でしょうか。

 

冷やせば、うまみよりも辛さが。

常温で、バランスよく。

熱燗で、うまみと辛さをより色濃く。

 

それぞれ楽しめるので、季節にあわせてみるのもいいかもしれませんね。

 

『福小町 純米 芳香辛口』の商品情報

  • 原料米:秋田県産米100%
  • 精米歩合:60%
  • アルコール分:15.5%
  • 日本酒度:+8
  • 酸度:1.6
  • 酵母:きょうかい901号

 

まとめ:日々の晩酌を支える、最寄りで買える食中酒

これは私だけかもしれませんが、日本酒選びは失敗が怖いです。

特に精米歩合。

70%と見ると、それだけで避けてしまいます。

低精白を飲んで失敗した経験が、いまだ根強く残っているんです。

 

ですが、この1本はちがいます。

 

リニューアル前からおいしかった。

食を選ばぬ食中酒として、おいしかったんです。

 

その1本が生まれ変わり、さらに食中酒として輝きを増しました。

 

ぜひ、あなたの日々の食卓に。

『芳香辛口』を1本、お手元に置いてみてはいかがでしょうか。

 

それでは今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

ではでは。

 

※さらに辛口な秋田の日本酒をまとめていますので、あわせて読んでみてね

 

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