まず何より、美しい。
こんにちは、いしかわです。
SNSに投稿するために写真を撮る方って多いですよね。
私も忘れてさえいなければ、インスタグラムや手書きPOP用に写真を撮っています。
ただ、優先順位はやっぱり『食べること』が第1位。
写真はまったく習慣になっていないのが現実です。
ところがどっこい。
どっこいです。
今回紹介する『ぶたにぼし』のラーメンはひと味ちがいます。
撮るのを忘れるなんてとんでもない。
「気がつけばスマホを取り出していた」
「気がついたら撮っていた」
そんな1杯だったんです。
ちょっと詳しくみていきましょう。
ぶたにぼしってどんなラーメン屋さん?
『ぶたにぼし』は秋田駅側からスクランブル交差点を渡った先。激辛で人気を博した『すみたに』の跡地にあります。
席はカウンター席のみで、13席と決して大きくはありません。
奥に向かってカウンターが伸びる細長い店舗です。
入口となりの券売機で食券を買ったら席に向かいましょう。
『ぶたにぼし』のここがPoint!
- 化学調味料不使用
- スープには国産煮干しを3種類
- 醤油は湯沢市の老舗『石孫本店』のものを使用
- 麺は大潟村産「銀河のちから」を練りこんだ中太ちぢれ麺
店名から「ガッツリこってり、使うものは使うんだ!」という気概を感じたかもしれませんが、ぶたにぼしは『無化調』が売り。
健康を意識した味わいで勝負しているのが特徴です。
とはいえ、「ラーメンで健康を意識とはなんじゃ!」という意見もあるかと思います。
私も日によっては、体に悪いものを欲してラーメン屋さんに入ることがあります。
特に、飲んだあと。
体が欲します。ぜったいに今この瞬間だけは避けるべきなのに、魂が欲しているんです。
そしてそんなときに限って私は、無化調の店を避けてしまいます。
「ものたりないイメージがあるから」
が、しかし。
しかしです。
ぶたにぼしには、そんなイメージを払拭する味わいがあったんです。
これぜひ食べて!おすすめは『名物チャーシュー麺』
見てください。チャーシューの盛りを。
スープを覆い隠すほどの量を、等間隔にならべているではありませんか。
盛りつけへの熱いこだわりに、おもわずため息が漏れますよね。
たとえあなたが普段写真を撮らないタイプの方だったとしても、この美しさにはスマホを取り出すのではないでしょうか。
私はこんなブログをやっている癖に写真を撮る習慣がないので、友人によく一口目を止められます。
「いや、まず撮れよ」と。
そんな私が。
そんな私が「撮らなきゃ!」と焦った1杯。
それが『名物チャーシュー麺』なんです。
味わいにやや“きじょっぱさ”はありますが、尖りすぎず調和のとれたうまみ。
スープに豚の臭みはなく、煮干しの苦みと醤油が風味ゆたかに香ります。
そして写真ではわかりづらいですが、スープに散らした背脂がいい味を出してるんです。
コクと奥行き。
ダシと塩味だけでは出せないうまみを、背脂と豚ばらチャーシューが補ってくれています。
さらに、これ。
個人的にはメンマも取り上げたい!
ごま油を効いてて臭みがないんです。なので純粋においしい。食感が楽しいです。
アクセントとして見事な仕事をしています。
スープ、麺、チャーシュー、メンマ、背脂。
すべて合わさって無化調の弱みを消した、美しいラーメンでした。
ぶたにぼしの場所、営業時間
ぶたにぼしの住所は、
秋田市中通2-7-4 コセキビル1F。
スクランブル交差点を渡った先。居酒屋『月あかり』のとなりです。
コセキビルと言っても2階建てで、2Fにはちょっとレトロなカフェ『Kissaten』が入っています。
『Kissaten』ではこだわりのコーヒーだけでなく絶品のスコーンも提供しているので、ラーメンのあとのブレイクタイムにおすすめです。
スコーン……ほんとにおすすめです。心からおすすめします。
すみません、ちょっと脱線してしまいました。
ぶたにぼしの営業時間に戻しましょう。
〇ぶたにぼしの営業時間
- 11:00~19:00
- 定休日:木曜
※注文方法:食券制
※席数:13(カウンターのみ)
まとめ:体にやさしく、美しく、かつ美味しい
「あれ? すみたに無くなってる……」
という失意のなかで見つけた新店舗は、体にやさしくも美味いラーメン屋さんでした。
営業時間は19:00までなので“飲んだあとの〆”には行けませんが、ランチとして。またはディナーとして、おすすめしたいお店です。
ぜひ、足を運んでみてくださいね。
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
いしかわでした。